CloudpagingでWindowsアプリケーション以外を仮想化できるのか? BlueStacks 5とAndroidアプリケーションの仮想化に挑戦【トゥモロー・ネット技術ブログ】

目次
はじめに
Cloudpagingは、WindowsアプリケーションをOSへインストールすることなく配信・実行できるアプリケーション仮想化ソリューションです。しかし実際の現場では、
- 古い業務アプリケーション
- ランタイム依存のアプリケーション
- 特殊なライセンス形態を持つ製品
など、一般的なWindowsネイティブアプリケーション以外の仮想化要件も存在します。
そこで今回、「CloudpagingでWindowsアプリケーション以外のアプリケーションも配信できるのか?」というテーマのもと、AndroidエミュレータであるBlueStacks5の仮想化を実施しました。さらに、AndroidアプリケーションをBlueStacks上で動作させることで、Cloudpagingがどこまで対応可能なのかを検証しました。
Cloudpaging概要と検証環境
Cloudpagingはアプリケーションを仮想化パッケージとして配信できるソリューションです。
OSへ直接インストールすることなく利用でき、既存アプリケーションの延命や運用効率化に活用されています。
一般的にはWindowsネイティブアプリケーションで利用されるケースが多いですが、今回はAndroidエミュレータを対象として検証しました。
今回の検証環境は以下の通りです。
- Cloudpaging Studio(ver 9.5)
- Cloudpaging Server(ver 9.8)
- Cloudpaing Player(ver 9.6)
を利用し、Windows 11環境で検証しました。
Cloudpaging製品詳細・資料についてはこちら:NumecentCloudpaging / Cloudpager詳細
BlueStacks5の仮想化パッケージ作成と動作確認
① BlueStacks 5 オフラインインストーラーとapkの準備
BlueStacks 5のオフラインインストーラーと検証対象となるWispar APKを公式サイトからダウンロードし、事前に用意したapk登録用バッチスクリプト(apk_add.bat)を資材フォルダに配置します。
② BlueStacks 5のインストールキャプチャ
Cloudpaging StudioのCapture機能を利用してBlueStacks 5のインストールをキャプチャし、仮想化パッケージを作成しました。

③ APKファイルの同梱
Cloudpagingで登録するコマンドラインは以下としました。
「”?programfilesx64\BlueStacks_nxt\HD-Player.exe” –instance Nougat32」起動時にNougat32インスタンスが自動実行される構成です。

⑤ STPパッケージファイルの生成
Cloudpaging studioのCloudifyアイコンをクリックし、STPファイルを作成します。
⑥ Cloudpaging Serverへの登録
作成したSTPパッケージをCloudpaging Serverへ登録し、利用ユーザーへ配布しました。
⑦ Wisparアプリの導入
BlueStacks起動後、ADBモードを有効化し、apk_add.bat を実行してWispar APKを登録しました。

登録完了後、
・Wisparの起動
・Androidアプリとしての動作
を確認しました。


検証結果
今回の検証では、Cloudpagingを利用してBlueStacks 5の仮想化パッケージを作成し、Cloudpaging Serverを経由してクライアント端末へ配布できることを確認しました。
また、AndroidアプリケーションであるWisparのAPK登録および起動にも成功し、Cloudpaging上でAndroidアプリケーションを利用できることを確認しました。
Cloudpagingは主にWindowsアプリケーションの仮想化に利用される製品ですが、今回の検証結果から、Androidエミュレータのような特殊なアプリケーションに対しても適用できる可能性があることが分かりました。
検証時の注意事項
本検証では、物理PC環境および仮想マシン環境の両方で動作確認を実施しました。
物理PC環境では、BlueStacks 5およびWisparアプリケーションの動作を確認できました。
一方で、VMwareやProxmox上の仮想マシン環境では、BlueStacks起動時にエラーが発生するケースを確認しました。
BlueStacksは一般的なWindowsアプリケーションとは異なり、CPU仮想化支援機能やグラフィックス機能など、実行環境の構成に依存する要素が多く存在します。
そのため、Cloudpagingによる仮想化パッケージの作成・配布は可能であっても、利用する仮想化基盤や構成によって動作結果が異なる可能性があります。実環境への導入を検討する場合は、事前の動作検証を推奨します。
まとめ
今回の検証では、Cloudpagingを利用してBlueStacks 5の仮想化パッケージを作成し、AndroidアプリであるWisparの動作を確認しました。
Cloudpagingは主にWindowsアプリケーション向けのソリューションですが、Androidエミュレータのような特殊なアプリケーションにも適用できる可能性を確認できました。
一方で、BlueStacksは実行環境への依存度が高く、物理PCと仮想マシンでは動作結果が異なる場合があります。導入時には事前検証を推奨します。
トゥモロー・ネットでは、Cloudpagingを活用したWindowsアプリケーションの仮想化導入支援を行っております。既存アプリケーションの延命、新OSへの移行対応、仮想デスクトップ環境(AVD・VDI)での利用など、お客様の要件に合わせたご提案が可能です。
Cloudpagingの導入をご検討中の方や、現在ご利用中のアプリケーションの仮想化可否について確認したい方は、ぜひトゥモロー・ネットまでお問い合わせください。
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この記事を書いた人

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