SMC製品の型番について 『ざっくり解説シリーズ』数字と記号で製品の形がわかる!受発注業務を簡単にするワンポイント【トゥモロー・ネット テックブログ】

テックブログを読んでいただいている皆様、初めまして!
クラウドソリューション本部 営業部門所属の大澤です。
さて、今回は「Supermicro(以下SMCと記載)型番が複雑で分かりずらい。分かりやすく見極めるポイントについてブログを書いて欲しい」という声を受け、先輩のMが以前取り上げた型番について、もう少し細かく解説していこうと思います。
「SMC製品の基礎を『ざっくり』学びたい」
という方向けの内容になればと思っています。
全何回になるかわかりませんが、シリーズ化を予定しています。お付き合いいただけますと幸いです。
SMC筐体の区分について
SMCは筐体数が多くてしっかり分けるのは難しいのですが、大別すると
・スーパーサーバー (以下Sサーバー)
・ストレージスーパーサーバー (以下SGサーバー)
の2種類と
・Intel製CPU専用の筐体 (以下Intel筐体)
・AMD製CPU専用の筐体 (以下AMD筐体)
の2種類を掛け合わせた、2×2の4種類に分けられます。
(IntelとAMDはどちらもCPU(≒機械の脳)を作っているメーカーです。有名な企業なので詳しい説明はここでは割愛します)
Sサーバーは一般的なサーバー、SGサーバーはDiskを沢山搭載できるサーバーです。
「仕事やサービスをもっと使いやすくしたい!」という場合はS、
「~TBの容量を持ったサーバーが欲しい!」という場合はSGが選択肢に入ってくると思います。
ここからさらに機能のレベルや形によって区分けされていくのですが、SMCは数字とローマ字の型番だけでそれらを表しています。ですので、型番を完璧に理解すれば、イチイチ英語のHPやマニュアルを読まなくても希望の筐体にGoogle検索からたどり着けるようになります。
ただし型番は非常に細かいため、まず最も重要な「Intel筐体」と「AMD筐体」の見分け方を説明します。
「Intel筐体」と「AMD筐体」の見分け方
これってIntel?AMD?
SMCの型番は3つの項目に『-』で区切られています。具体的な型番を出すと
『SYS-221H-TNR』 や 『AS -1015CS-TNR』 という形です。
仮にこれを
『Aブロック-Bブロック-Cブロック』
と分けるとします。
この時、Aブロックが
『SYS』ならIntel筐体のSサーバー
『SSG』ならIntel筐体のSGサーバー
『AS』ならAMD筐体のSサーバー
『ASG』ならAMD筐体のSGサーバー
です。
Intel筐体にはAMDのCPUは入らないですし、逆もしかりです。
選ぶ筐体を間違えないようにしましょう。
とはいうものの、Aが付いていたらAMDでそれ以外はIntel、くらいで覚えていただければ概ね間違いないと言えるでしょう。
この記事のまとめ
1 SMCサーバーはざっくり2種類、使えるCPUも2種類!
2 頭の方にAが入っていればAMD筐体!
※最新製品で『AMPERE』筐体の『ARS』型番が出る模様。IntelとAMDを覚え終わったらそちらも覚えます。
第二回は『Intel筐体の型番』について、より詳細な区分けを説明予定です。
是非お楽しみに。
それではお付き合いありがとうございました。
またお会いしましょう。
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この記事の筆者

株式会社トゥモロー・ネット
クラウドソリューション本部
営業部門 大澤
トゥモロー・ネットは「ITをもとに楽しい未来へつなごう」という経営理念のもと、感動や喜びのある、より良い社会へと導く企業を目指し、最先端のテクノロジーとサステナブルなインフラを提供しています。設立以来培ってきたハードウェア・ソフトウェア製造・販売、運用、保守などインフラに関わる豊富な実績と近年注力するAIサービスのコンサルティング、開発、運用、サポートにより、国内システムインテグレーション市場においてユニークなポジションを確立しています。
インフラからAIサービスまで包括的に提供することで、システム全体の柔軟性、ユーザビリティ、コストの最適化、パフォーマンス向上など、お客様の細かなニーズに沿った提案を行っています。
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