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GPUにエラーが出たら?修理に出す前に行うチェックとログ取得のポイント【トゥモロー・ネット 技術ブログ】

はじめに

GPUで障害が発生した場合、すぐに修理に出すのではなく、事前に切り分けとログ取得を行うことが重要です。
本記事では、修理対応に進む前に実施すべき基本的な切り分け方法と、判断材料となるログ取得のポイントについて解説します。事前確認を適切に行うことで、無駄な対応や時間ロスを防ぐことが可能です。

GPU障害時にまず行うべき基本チェック

実際の現場では、ハード故障ではなく環境要因であるケースも多く、ここを見極めることで無駄な対応を防ぐことができます。

確認すべきポイントとしては以下が挙げられます。

  • エラーの再現性(特定の負荷時のみか、常時発生するか)
  • ドライバやOSログの確認
  • GPUの差し替えによる挙動確認

これらを確認することで、原因の大まかな切り分けが可能となります。

修理判断に必要な「Field Diag」とは

これらの確認が完了した後、最終的な判断材料として実施するのがField Diagによる診断です。
Field DiagはGPUのハードウェアレベルの検査を行う専用ツールで、修理判断の根拠となるログを取得するために使用されます。

Field Diagの実行手順

実際の手順としては、まず対象GPUを搭載した状態でサーバを起動し、通常のOSではなく診断用ISOを使用して起動します。
手順の概要は以下の通りです。

  1. 対象GPUを搭載した状態でサーバーを起動
  2. 診断用ISOをIPMIのバーチャルメディア機能でマウント
  3. ISOからブートし、診断環境を起動

起動後は診断用環境が立ち上がるため、必要に応じてrootパスワードを設定します。
これは後続のログ取得(SCP転送など)で必要になるためです。

その後、提供されている診断パッケージ(例:629-XXXXX-XXXX-FLD-XXXXX.tgz)を解凍し、対象ディレクトリへ移動します。

Field Diagの実行と判定方法

Field Diagの実行は以下のようにシンプルです。

実行後は、自動的にGPUメモリ、演算ユニット、インターフェースなどの各種テストが走り、結果が表示されます。
ここでの判定は非常に明確で、PASSであれば正常、FAILであれば故障と判断されます。

特にFAILが出た場合は、そのまま修理対応に進むための有力な根拠となります。

ログ取得と提出のポイント

テスト完了後、ログは指定ディレクトリ配下に「fieldiag.log」として出力されます。
このログが修理申請時に必要となるため、必ず回収します。

このように取得したログと、発生している事象(いつ・どの条件で発生するか)をあわせて提出することで、スムーズな修理対応につながります。

まとめ

GPU障害対応において重要なのは、「すぐに修理を出す」のではなく、「根拠を持って修理判断をする」ことです。
事前の切り分けとField Diagによる診断を行うことで、ハードウェア故障の有無を明確にし、無駄なやり取りや再調査を防ぐことができます。
現場でのトラブル対応を効率化するためにも、本手順を一連のフローとして押さえておくことをおすすめします。

GPUに関するトラブルや運用にお困りの際は、ぜひトゥモロー・ネットにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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