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Cloudpaging AI の使い方【トゥモロー・ネット テックブログ】

Cloudpaging AI はどう使う?

アプリケーションを Cloudpaging コンテナにパッケージ化することが、これまで以上に簡単になりました。
Cloudpaging AI のリリースにより、既成のアプリケーションを数クリックでコンテナ化できます。

Cloudpaging AI でパッケージ化するアプリケーションの選択

「Applications」 に移動し、「アプリケーションを追加Add Application」をクリックします。 Cloudpaging AI を含む複数のオプションが表示されるメニューが表示されます。

Cloudpaging AI を選択し「Continue」をクリックします。Microsoft Windows Package Manager(WinGet)から取得したアプリケーション一覧が表示され、 Cloudpaging AI がコンテナ化できるアプリケーションがハイライト表示されます。

必要な対象のアプリケーションをクリックするだけで、残りの作業は Cloudpaging AI が自動的に処理します。

例として、本記事冒頭の動画では、録画時にWinGet で入手可能だった最新版の Google Chrome を選択しています。

Cloudpaging AI によるアプリケーションのパッケージ化

アプリケーションを選択した後、必要に応じて名前、バージョン、発行元などの、必要に応じてアプリケーション情報を変更できます。内容の入力が終わったら「Publish」をクリックします。

すると、コメントの入力を求められます。Cloudpager 内での管理操作アクションを行う際は、このように管理者にコメントの入力が促され、そのコメントは保存され、監査追跡用として保存され、後から参照できます。

コメント内容に問題がなければ、再度「Publish」をクリックします。

Cloudpaging AI がパッケージング化プロセス処理を実行する間、通常業務に集中できます。

パッケージ化プレセス中およびプロセス後のアプリケーション管理

「Applications」ダッシュボードに戻ると、このアプリケーションのステータスが現在 Cloudpaging のパッケージング化中であることがわかります。この時点でほかに行うべきことはありません。

Cloudpaging AI はすでにアプリケーションのパッケージ化を行っており、デプロイ準備が整い次第、Cloudpager テナントで利用可能になります。

複数のアプリケーションを同時に公開することも可能です。これには、 Cloudpaging AI によってパッケージ化されているアプリケーションだけでなく、ご自身でパッケージ化したアプリケーションも含まれます。

動画では、 Google Chrome のパッケージ化している間に、7-Zip、Slack、Zoom、 SQL Management Studio を選択し、これらのアプリケーションを公開している様子が確認できます(ただし、重複部分は一部省略しています)。公開済みのすべてのアプリケーションのステータスが全て「Cloudpaging のパッケージング化中であることがわかります。

このサービスは基本的に、WinGet 内で利用可能な最新バージョンのアプリケーションインストールメディアを取得し、それぞれのコンテンツ内容を分析します。

その後、過去 20 年以上にわたり Windows の専門家、開発者、パッケージング化担当者チームが確立してきたベストプラクティスに基づいて、最適な Cloudpaging コンテナを作成します。この処理が完了すると、完成したアプリケーションパッケージが Cloudpager の「Applications」タブに表示されます。つまり、従業員へのデプロイ準備が整った状態です。

Cloudpaging AI アプリケーションコンテナのデプロイ

すべてのアプリケーションコンテナが公開されたら、Cloudpager Workpod を使用して従業員にデプロイします。

Workpod を使用すると、アプリケーションをグループ化し、必要に応じて Entra ID グループやユーザーに一括自動展開できます。Workpod へのユーザー追加は簡単です。前述の例を続けると、私は「CloudPCUsers」という Entra IDグループのメンバーである Windows 365 ユーザーに「Base Applications」Workpodを割り当てる必要がありました。

Workpod に Entra ID グループやユーザーを追加するには、以下の手順で実行します。

  • Workpodで「Edit」を選択
  • [Group & User Access] の [Add] をクリック
  • 追加したい Entra ID グループまたはユーザーを検索(下図参照)
  • 「Save」をクリック

次に、アプリケーションコンテナをWorkpod に割り当てます。

動画および下図の通り、旧バージョンの Google Chrome を含む複数のアプリケーションを選択しました。「Save」をクリックすると、そのWorkpod に含まれるアプリケーションが、Workpod に割り当てられた全ての Entra ID グループおよびユーザーにプロビジョニングされます。

「Publish」をクリックすると、Workpod が割り当てられた従業員のデスクトップに、アプリケーションコンテナが動的に直接プロビジョニングされます。

「Publish」ボタンを押すと、コメントを入力するように求められます。Cloudpager 管理コンソールでのすべての操作が追跡されるため、これは社内の変更管理プロセスとの整合性を保つのに最適な方法です。

上記の動画では、Windows 365 ユーザー向けに Cloudpaging AI アプリを公開するためのコメントを入力しました。

動画でもご覧いただけるように、「Publish」を選択すると、私の Windows 365 クラウドPC に割り当てられたアプリケーションが即座にクラウド PC のデスクトップとスタートメニューで利用できるようになります。7-Zip バージョン 24.09 を起動できました。録画時点では、以前のバージョン 24.08 がサイバー犯罪集団による攻撃に悪用されたため、このバージョンはベンダーから最近リリースされたものです。これは興味深いユースケースです。

7-Zip は多くの圧縮ファイル形式に対応しているため企業で広く利用されていますが、Google Chrome などのアプリケーションとは異なり、自動アップデート機能やヘルプメニュー内でのアップデート確認オプションがないため、最新版のインストールは手作業で行われますが、Cloudpaging AI を使えばその必要はありません。

Cloudpager でアプリケーションを確認すると、パフォーマンス向上のためのオプションが有効になっていることがわかります。この設定が有効なアプリケーションが初回起動されると、当社のクライアントの機械学習機能が作動し、アプリケーションの起動を分析して「プリフェッチ」と呼ばれるデータを生成します。このプリフェッチデータは、次の同期の際にで Cloudpager テナントに同期されます。

その後、このアプリケーションを次回起動するユーザーには、アプリケーションと共にプリフェッチも配信されます。これにより、起動時間が最適化され、初回起動が高速化されます。企業内でアプリケーションの使用頻度が高まるにつれて、機械学習はプリフェッチを継続的に分析・改良し、起動パフォーマンスをさらに向上させます。

アプリケーションアップデートに伴うリスクの低減

Cloudpaging AI によるポイント&クリック方式のアプリケーションアップデートを実現

Cloudpaging AI は企業にとって強力な機能です。広く普及している主要な消費者向けの市販アプリケーションの中には、サイバー犯罪集団による悪用が懸念されるものが多くあります。 2024 年には、年間で4万件以上の脆弱性の数が報告されました。脆弱性の発生率が増加するにつれ、企業向けアプリケーションのセキュリティ更新の数と頻度も増加しています。

IT チームには、これらのアプリケーションの全新バージョンをすべて検証・パッケージ化・テストし、タイムリーにパッチを適用するリソースがないため、対応が困難な状況です。そのため、より多くの企業がアプリケーションの自動更新を有効化していますが、これ自体にもリスクが伴います。

上記のデモ動画では、 Google Chrome を選択しました。Google Chrome は毎週更新されるアプリケーションです。新バージョンのリリースサイクルが速いため、問題が発生することも珍しくありません。過去のアップデートではサードパーティ製の拡張機能が動作しなくなり、ひどい場合によってはブラウザ自体の機能しなくなった事例もあります。

もちろん、自動アップデート更新の失敗で最も悪名高い事例は、2024 年に発生した CrowdStrike Falcon Sensor のアップデートインシデントです。世界中の数千台のシステムがクラッシュし、企業に数百万ドルの損害をもたらしました。

企業はセキュリティ維持のために、アプリケーションにできるだけ早くパッチを適用する必要性を認識していますが、同時にリスクの低い方法でパッチを適用する必要性も高まっています。Cloudpaging AI は、まさにこれを非常に直感的な方法で実現します。

Cloudpager が実現するアプリケーションアップデートの迅速なロールバック

仮に、全従業員または一部従業員向けに Chrome の新バージョンを急いで展開したところ、サービスデスクに「重要なブラウザ拡張機能が動かなくなり、仕事ができない」との連絡が入ったとします。この問題は即時対応が必要です。変更を元に戻さなければなりません。従来のデプロイツールでは、複数の手順を踏む面倒なプロセルが必要で、失敗するリスクがありました。Cloudpager なら、これほど簡単なことはありません。

Workpodワークポッドに戻り、再度「Edit」を選択し、今回は「View Revision」をクリックします。ここで、このWorkpodワークポッド の各リビジョンと、公開時に入力したコメントを確認できます。リビジョン 2 に移動すると、旧バージョンの Google Chrome が含まれていることがわかり、これがロールバック対象となります。

「Rollback」をクリックすると、この操作が 1 つのアプリケーションのみに影響することを示すポップアップが表示されます。、これにより、Google Chrome のアップデートのみが確実にロールバックされることがわかります。上記のデモ動画を再度ご覧いただくと、私のクラウド PC 上でこの動作がリアルタイムに実行される様子が確認できます。アップデートをロールバックすると、新しいバージョンの Google Chrome が消え、古いバージョンが復元されます。

アプリケーションアップデートを迅速にロールバックできることと、アプリケーションがコンテナで確実に配信されることから、アプリケーションアップデートのリスクは低減されます。

Cloudpaging AI は、アプリケーションの更新を常に把握し、可視性と制御性を維持しながらアプリケーションアップデートを常に把握しておくことを可能にします。同時に、最適化されたアプリケーションパフォーマンスと迅速なアプリケーション展開を通じて、従業員エクスペリエンスを向上させます。

今後の課題は技術面的なものだけでなく、戦略面にもあります。AI を活用してチームを強化し、カスタマー・エクスペリエンス顧客体験を向上させる企業は成功を収めるでしょう。

AI を活用して起動開始スクリプトを生成したり、既存のスクリプトを改善したりする IT チーム は、そうでない企業チームよりも優位に立つでしょう。異常検知に AI を活用する企業は、人間でには到底提供できない不可能なセキュリティ・レイヤーの実現がもたらす恩恵を受けるでしょう。従業員の体験を分析するために AI を活用する企業は、従業員のデジタルワーク体験エクスペリエンスに有意義な変化をもたらすことができます。

AI を単なる純粋にコスト削減の手段として捉える企業は、ユーザーを遠ざけ、自社の長期的な成功を損なうリスクを負うでしょう。
企業 IT における AI の未来は、単なる自動化ではなく、拡張性にあります。この哲学を受け入れる組織こそが、デジタルトランスフォーメーションの次の波をリードすることになるでしょう。

製品についてより詳しく知りたい方は、下記より是非お問合せください。
https://www.tomorrow-net.co.jp/contact/

本ブログは下記の英語ブログの抄訳です
https://www.numecent.com/2025/04/08/how-to-use-cloudpaging-ai/

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この記事を書いた人

株式会社トゥモロー・ネット

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