Qeek Container Orchestratorとは?

Qeek Container Orchestrator とは、Kubernetes をベースとしたコンテナ基盤を短期間で導入できるオンプレミス型のアプライアンスサーバーです。コンテナは VM と比べてリソース負荷が小さく、より高速かつ高密度なサーバー環境を構築できるという特長があります。一方で、設計や導入の難しさ、運用できるエンジニアの不足、管理 UI の分かりにくさといった、コンテナ基盤特有の課題がありました。

Qeek Container Orchestrator は、こうした課題を解決し、専門的な知識や十分なエンジニアリソースがなくても、コンテナ基盤の導入・構築・運用を可能にするアプライアンスです。これにより、コンテナ技術をより身近に、安心して活用できます。

こんな課題を解決

01

コンテナ基盤の設計・導入が困難

コンテナ基盤は利用できるソリューションの選択肢が限られているうえ、コンテナ特有のアーキテクチャや kubernetes の理解が不可欠です。そのため、社内の限られたスキルだけで設計・導入を行うことは容易ではありません。

Qeek Container Orchestrator は、あらかじめ構築・検証済みの状態で提供されるため、設計や構築にかかる手間を大幅に削減できます。これにより、安定した品質のコンテナ基盤を短期間で導入することが可能です。

02

コンテナ基盤を運用するエンジニアがいない

コンテナ基盤は VM と比べて直感的に理解しづらく、また管理 UI も十分とは言えないケースが多いため、運用には専門的な知識を持つエンジニアが必要とされがちです。

Qeek Container Orchestrator は、ユーザーフレンドリーな Web UI を標準で備えており、基本的な操作や管理を Web UI 上で完結できます。そのため、専任エンジニアがいない環境でも、コンテナ基盤の運用ハードルを大きく下げることができます。

03

より効率的なAI開発・運用環境を求めている

AI 開発には高性能な GPU が必要となり、コスト負担が大きく、調達や納期が不安定になりがちです。
また、VM はリソース効率の面から AI 開発には適していないケースもあります。

コンテナ基盤はリソース効率が高く、GPU を効率的に活用できることから、現在では AI 開発・運用基盤のスタンダードとなっています。Qeek Container Orchestrator は、AI 開発に適したコンテナ基盤をオンプレミスで提供します。

04

クラウドのデータガバナンスとセキュリティに課題

PaaS などのクラウドサービスを利用すれば、コンテナ環境を比較的簡単に構築できます。一方で、本番利用においてはデータの取り扱いを厳密に定義する必要があり、個人情報などの機微なデータをクラウドに置けないケースも少なくありません。

そのような場合、オンプレミスとのハイブリッド運用が有効な選択肢となります。Qeek Container Orchestrator はオンプレミス型のアプライアンスとして提供され、社内のセキュリティポリシーを厳密に適用することが可能です。さらに、冗長性も考慮された設計のため、本番環境での安定運用に適したコンテナ基盤を実現します。

Qeek Container Orchestratorの特長と利点

01

必要なときに、必要なだけリソースを動的に割り当てる高い効率性

VM の場合、CPU・メモリ・GPU などのリソースを仮想マシン単位であらかじめ割り当て、そのまま長期間利用し続けるのが一般的です。構成がシンプルで分かりやすい一方、起動している VM の数に応じてリソースを常時消費するため、利用できる VM 数に制限が生じやすいという課題があります。

一方、コンテナ基盤では、コンテナは 必要なときにのみ起動してリソースを使用し、処理が完了すると終了してリソースを解放するという運用が基本となります。さらに、ジョブスケジューリング機能により、リソースが不足している場合は空きが出るまで待機し、空き次第、自動的にリソースを割り当ててコンテナを起動します。

例えば、GPU を利用するコンテナ A とコンテナ B がある場合、コンテナ A が GPU を使用して AI トレーニングを実行し、処理完了後に終了して GPU リソースを解放します。その後、コンテナ B が同じ GPU を利用して別の計算処理を行います。このように、限られたリソースを複数のコンテナで効率よく共有することで、より多くの処理を実行できる点がコンテナ基盤の大きな特長です。VM と比べて GPU をはるかに効率的に活用できるため、AI 開発者からも高く評価されています。

02

コンテナ基盤でも分かりやすい GUI を搭載

本アプライアンスは Kubernetes をベース に開発されています。Kubernetes はコンテナ基盤のデファクトスタンダードである一方、管理 UI が分かりにくく、コマンドライン操作への依存度が高いことから、運用やエンジニア育成が課題となるケースも少なくありません。

Qeek Container Orchestrator では、専用の Web UI を実装することで、コンテナ基盤の基本的な操作をコマンドライン不要で実行できます。多くの操作をマウス操作で行えるため、Kubernetes に不慣れなユーザーでも直感的に利用可能です。

また、リスクの高い操作については確認画面を表示するなど、誤操作を防ぐための仕組みを備えています。
さらに、ロールベースの権限制御により、特定のユーザーのみに操作を限定するといった、きめ細かな運用設計にも対応しています。

03

簡単導入なのに高いセキュリティと拡張性

簡単に導入可能

ソフトウェアは工場出荷時にすべて構築・テスト済みの状態で提供されます。サーバーのラッキングやケーブル接続作業についても導入時に支援が可能です。ネットワークに接続するだけで、すぐに利用を開始できます

クラウドに依存しないセキュリティ

オンプレミス製品のため、IaaS や DaaS のようにデータをクラウド事業者へ預ける必要がありません。自社のセキュリティポリシーや運用ルールを、より厳密に適用した仮想化基盤を構築できます。

スモールスタートからの拡張が可能

Qeek Container Orchestrator は、少数のサーバー構成から導入でき、利用状況や将来的な要件に応じて、基盤を段階的に拡張することが可能です。増設は 1 台単位で行えるため、無駄のないスケールアウトを実現します。

Qeek Container Orchestrator製品スペック一覧

Qeek Container Orchestrator

Qeek Container Orchestrator は、最小 4 ノード構成から導入可能なコンテナ基盤アプライアンスです。冗長構成を前提として設計されており、一部のサーバーに障害が発生した場合でも、残りのノードが処理を引き継ぐことでシステム全体の稼働を維持します。

また、利用状況や将来的な要件に応じて、ノードを追加することで計算リソースを段階的に拡張することが可能です。これにより、スモールスタートから無理なくスケールアウトできる構成を実現します。

仕様数量補足
System2U rackmount1
CPUIntel Xeon 6730P 32Core 2.5GHz2
MemoryDDR5-6400 ECC REG DIMM 64GB16
Storage2.5“ SSD SATA 960GB (OS領域)2ハードウェア RAID 1

2.5“ SSD SATA 960GB (管理データ領域)
1
2.5” NVMe 3.84TB (データ領域)3Ceph OSD
RAIDBroadcom 3908 raid card1
NIC4port 1GbE RJ451
4port 10GbE RJ451
4port 25GbE SFP281
TPMTPM 2.0 module1
Power Supply2000W Redundant Titanium Level power supplies1

GPUオプション (近日販売予定)

Qeek Container Orchestrator では、コンテナ基盤に GPU サーバーを追加することが可能です。AI・機械学習などの高負荷な用途にも対応でき、用途に応じた GPU リソースの活用が可能です。

仕様数量補足
System2U rackmount1
CPUIntel Xeon 6730P 32Core 2.5GHz2
GPUNVIDIA 6000 Blackwell max-Q​4
MemoryDDR5-6400 ECC REG DIMM 64GB16
Storage2.5” SSD SATA 960GB (OS領域)2ハードウェア RAID 1
2.5” SSD SATA 960GB (管理データ領域)1
2.5” NVMe 3.84TB (データ領域)3Ceph OSD
RAIDBroadcom 9560 raid card​1
NIC4port 1GbE RJ451
4port 10GbE RJ451
4port 25GbE SFP281
TPMTPM 2.0 module1
Power Supply3200W Redundant Titanium Level power supplies1

 

 

製品のよくある質問

コンテナ基盤は、従来の VM 基盤と何が違うのですか?

コンテナ基盤は、アプリケーションをコンテナ単位で実行するため、VM 基盤と比べて リソース効率が高く、起動・終了が高速 という特長があります。必要な処理のときだけコンテナを起動し、処理完了後にリソースを解放できるため、限られた CPU や GPU を効率よく活用できます。そのため、バッチ処理やマイクロサービス、AI 開発・推論などの用途に適しており、現在では多くのシステムで標準的な基盤として採用されています。

コンテナ・Kubernetes に詳しいエンジニアがいなくても運用できますか?

はい、可能です。Qeek Container Orchestrator には、ユーザーフレンドリーな専用 Web UI が搭載されており、コンテナの起動・停止やリソース管理などの基本操作を GUI から直感的に行えます。また、ロールベースの権限制御や操作確認機能により、誤操作を防ぎながら安全に運用できるため、専任の Kubernetes エンジニアがいない環境でも導入・運用が可能です。

AI 開発や GPU を利用した用途にも適していますか?

はい、AI 開発・運用用途に適しています。コンテナ基盤は VM と比べてリソース効率が高く、GPU などの高価なリソースを必要なタイミングで動的に割り当て、処理終了後に解放する運用が可能です。これにより、限られた GPU リソースを複数の AI ジョブで効率的に共有でき、AI トレーニングや推論処理に適した実行環境を実現します。

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