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Tomorrow Net Tech Forum 2026 開催!【イベントレポート】

2026年3月5日、株式会社トゥモロー・ネット主催のTomorrow Net Tech Forum 2026を開催しました。

AI活用が急速に広まる一方で、インフラ側には「消費電力・発熱の増大」や「膨大かつ複雑なデータの管理」といった新たな課題が突きつけられています。本イベントでは、これらの課題を解決する最新技術や、先進的なユーザー企業様による事例紹介が行われました。

今回は、当日発表されたトゥモロー・ネットのソリューションエンジニアによる注目のテクニカルセッションを中心に、その内容をダイジェストでお届けします。

「熱」と戦うAIインフラ:高まるTDPへの挑戦

ソリューション部門の出町 一樹が講演しました。

最初のセッションでは、次世代GPUの登場に伴う「高TDP(熱設計電力)化」への対策が語られました。1枚で1000W〜2000Wを超えるデバイスが登場する中、従来の空冷方式は限界を迎えつつあります。

セッションでは、今後のインフラ選定における新たな基準として、これまでの「処理能力」重視の考え方から、電力効率や冷却設計までを含めた「トータルデザイン」が重要になるという点が強調されました。また、次世代のサーバーにおいては、Direct Liquid Cooling(DLC)やリアドア型熱交換器といった液冷技術の本格的な導入が必要不可欠です。これらサーバーの発熱を効率的に処理する最新ソリューションについても紹介がありました。

あわせて、世界的な需要逼迫によるコンポーネントの価格高騰や納期遅延など、調達面におけるシビアな現状についても共有があり、インフラ構築を取り巻く環境の厳しさと、それに対する戦略的な計画の重要性が示されました。

多様化するSDS:データ管理の最適解を見つける

ソリューション部門の河野 敏隆が講演しました。

続いて、AI基盤の要となる「ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)」の最新トレンドが紹介されました。

QumuloやHammerspaceによるデータの可視化・ハイブリッドクラウド連携、WEKAによる超高速ワークロード対応、そしてQuantaStorによる統合管理など、用途に合わせてこれらを「適材適所」で組み合わせる設計指針が示されました。

AI導入をシンプルに:Qeek Orchestratorシリーズ

ソリューション部門の知念 努が講演しました。

AI導入のハードルを下げるアプライアンス製品「Qeek Orchestrator」シリーズとして、以下の3製品が紹介されました。

  • Qeek Virtual Orchestrator:仮想化基盤アプライアンス。HCI基盤により、VM統合・集約を迅速に実現します。
  • Qeek Container Orchestrator:コンテナ基盤アプライアンス。GUIによる直感的な操作で、複雑なKubernetes環境の構築・管理をシンプルにします。
  • Qeek AI Orchestrator:マルチAIエージェント搭載アプライアンス。役割分担するAIエージェントの連携により、複雑な判断や多段階の業務プロセスの自動化を実現します。

先進ユーザー企業様による事例講演

本イベントの後半では、実際に最前線でAIインフラやクラウド基盤を運用されている先進ユーザー企業2社様より、貴重な導入事例をご講演いただきました。

終わりに

今回のフォーラムを通じて、AIインフラは単なる計算リソースの確保から、冷却・電力・データ管理を統合的にデザインするフェーズへと移行していることが強く印象付けられました。

トゥモロー・ネットでは、ハードウェアからソフトウェアまでワンストップで対応可能な知見を活かし、今後もお客様のAI活用を支援してまいります。
本イベントで紹介したソリューションの詳細や、資料のリクエストがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社トゥモロー・ネット

トゥモロー・ネットは「ITをもとに楽しい未来へつなごう」という経営理念のもと、感動や喜びのある、より良い社会へと導く企業を目指し、最先端のテクノロジーとサステナブルなインフラを提供しています。設立以来培ってきたハードウェア・ソフトウェア製造・販売、運用、保守などインフラに関わる豊富な実績と近年注力するAIサービスのコンサルティング、開発、運用、サポートにより、国内システムインテグレーション市場においてユニークなポジションを確立しています。
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